オレと子どもの12日間


「いきなり何するの!!」


母さんが俺の手を振り払った。


「大学生だっていうのに、今の状況もわからないの?!
 ふざけてる場合じゃないのよ?」


え、なんか俺すごい剣幕で怒られてるんですけど…。

「母さん?」


「それとも頭打って混乱してるのかしら?
あのね、立川さん、私はあなたのお母さんじゃないのよ。」


「……」

「あなたのことを責めても仕方ないけれど、少し外に出てもらっていいかしら。今は、あなたの顔を見たくないの。心を落ちつけたいのよ。」


「すみません。」


何がなんだかわからないまま
俺は病室を出た。


…立川?俺が?
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