オレと子どもの12日間

ベッドに居る俺からだ。

え…?

「なんちゃって。実は、少し前から起きてて会話全部聞こえてたの!で、ちょっと驚かそうと思って。そしたら、優斗くん本当に焦ってるんだもの。こっちがびっくりしちゃった。」

立川さん…?
「な、なんでそんなこと…」

「私のこと優斗くんの彼女にしようとしたでしょ。だからお返し!」

立川さんが明るい声でそう言った。
ぽかーーーん。

いたずらですかい。立川さん意外と子どもだな。
まだ笑ってる!ほんっとに可愛いなあ、もう。

俺の顔だから、可愛さ半減なんだけどね。


「私たち、入れ替わっちゃったみたいね。」

「うん。」

「あのね、優斗くん。優斗くんに大切な話があるの。」

な、なんだいきなり。
まさかのこ、こ、告白?!

「実は……」

ガラッ!!

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