【BL】俺達は双子で男同士なんだが。【完】
「……兄貴?」


俺はハッとする。

呂来がしっかりと目を開けて俺を見ていた。


…麻実よりも、コイツに何て言えばいいのだろう。




……あ!

そういや呂来も彼女がいる筈だ。



呂来はどうするのだろうか…



時間的に考えて、まず俺が呂来の携帯をぶっ壊してから彼女と話してはないだろう。


まだ彼女の事は手付かずな筈だ。




「…あ、あのさ、確認したい事があるんだけど」


自然と声が震える。


正直、彼女の事でこの関係が崩れるのが、怖い。





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