【BL】俺達は双子で男同士なんだが。【完】
前みたいにふざけあって校門をくぐった、その時だった。



「…兄貴、何か視線を感じるんだけど」


俺は呂来の言葉にハッとした。


…確かに、何か違和感がする。



女から向けられる複雑な視線、男から向けられる嫉妬の視線―…



これは何かがあったとしか考えらんない。



「俺、聞いてくるわ」



俺は勇気を出し、複雑な視線を向けている女子達に近付いていった。





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