【BL】俺達は双子で男同士なんだが。【完】
そして間髪入れずに、呂来が俺の部屋のドアを開ける。



朝からはやめてくれよ、と言おうとしたが、俺は呂来が制服を纏ってる事に気付いた。




「もう行くのか?」


「うん。行ってくるね」



…心無しか、ほんの少し心細い。



俺は家を出た瞬間から独りになるのか。




こんな事考えるとか、俺も随分とネガティブになったらしい。



病まれてきたのは、俺の方かもしれない。





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