【BL】俺達は双子で男同士なんだが。【完】
…もう慣れてしまった自分が怖い。



そんな事ももう終わりだ。

麻実とはもう終わりなんだッ…!



そんな覚悟で俺は振り返ったが、そこにいたのは全く俺の想像と違かった。



「おはよう、連君」



麻実がいる。


それは分かってた。


けれど、何か違う。



麻実なんだけど、麻実じゃない……




何かが足りない?



あの殺気と歪んだ雰囲気がさっぱり消えた麻実が、俺の後ろに立っていた。





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