【BL】俺達は双子で男同士なんだが。【完】
第二章
俺と弟と彼女
…朝が来た。
いつ振りだろうか、身体が痛くない朝なんて。
昨日の夜の事が、まるで何日も前の出来事の様だった。
「あっ、そうだ、約束…」
そうだ、麻実と会ってまだ1日しか経っていない。
それ程、昨日の夜が余りにも衝撃的だった事を思い知らされる。
急いで制服に着替えていると、そんな俺を急かす様に下からチャイムがなる音が聞こえた。