【BL】俺達は双子で男同士なんだが。【完】
相変わらず、呂来は何とも言えない顔をしている。


「良かったな、これで俺もお前も―…」


そこまで言って俺はハッとした。



…俺もお前も、何だ?




「…お、俺、寝るッ!」



まるで呂来から逃げるように俺は自分の部屋に入り、たまらずベッドに突っ込んだ。



何で逃げたかは分からない。

けど、ベッドの中で、俺の抑えてた感情が一気に溢れ出た。



俺、

まさか、





…泣いてる?




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