【BL】俺達は双子で男同士なんだが。【完】
いやいやいや!!

まさかそんな事ある訳―…



「うわ、兄貴もうこんなになってる」


俺自身の熱で暖まった布団の中に、呂来の冷たい手が入ってきた。

勿論、呂来がすることは分かってる。



けど、何故だろう…

素直に受け入れてる俺がいて―…



「ッあ、呂来ッ…」


「声、出さないで」



呂来の細い指が伸びてきた。


…はいはい、噛めって事ですか。



…この細い指で、彼女も触ったんだろ?


やめろよ。


死にたくなる。




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