虹のむこうは
「リオ?」

「はっはいっ」

「リオのお母さんってなんて名前?」

「??・・・幸子だけど?どぅかした?」

「ッ・・・」

「?」

「なんでもねぇよ・・・?」

「ん・・・わかった」

どうしたんだろう。りゅうき。


「あ、教科書見してくんねぇ?」

「ん?いいよ」

「サンキュ」




「はい。授業始めますよ~」

いつもなら嫌な算数の時間も今はLOVE
教科書見してるから、彼との距離は~10cm



龍生の息が聞こえるよ・・・



担任が何かいろいろ話しているけどあたしには聞こえないよ





「瀬樋さん。2番の問題の答えは?」




ビクッ



「??はぃ?」


急いで教科書を見ると・・・なんとあたしの嫌いな分数の問題だった。



・・・カナリ無理・・・



助けて・・・このあたしに・・・HELPME

「・・・約分して13だよ」








え?







なんと龍生が教えてくれたのだ・・・


「13です」

「お~よくできたな」



龍生・・・


「・・・ありがとね?」

「貸しイチな?」

「え?」

「ウソッ。俺ら友達だもん、助け合うのは当然だろ?」






キュン





オウッ



龍生君・・・
あんた、あたしのHART射ぬいちゃったよ・・・?



もう好き。




キュン死ぬ寸前だぁぁ
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