未来へのボール*FALL*
――――……。
「――――っ!!!!」
《バサッ》
「……ハッ…ハッ……ッ…。」
ここは…どこ?
身体は汗でベタベタ。
その身体には、見慣れない
白い掛け布団がかけられていた。
それに、この独特な匂い。
「……病院………?」
多分。
ここは…病院だ。
なんでここに居るんだろう…。
確か…コンビニに行こうとして。
通り道にある広場をふと見ると、
サクト先輩が1人で立っていて。
そして…。
『橘羅伊って…今どこに居るんだ?』