未来へのボール*FALL*
――時間は過ぎて、放課後。
当然だけど、バスケ部活動中です。
《ダンッダンッ》
《キュッキュッ》
…。
やっぱ良いよね…この音。
あ、ヤバ。体うずうずしてきた。
「なぁ、ラルー。」
「あ、はい。」
誰かに後ろから話掛けられた。
振り向くと、レム先輩だった。
「お前らの学年にモデルのAYAが
転入してきたったってホントか?」
「……?あ、はい。そうですね。」
「てか、何で眼鏡?」
「あいや、ちょっと。」
「そう?あーあ、生AYA見てみてー。」
レム先輩も知ってるんだ。
ホントに人気なんだ。
アヤって人。
そんなに皆言うなら明日
見に行ってみようかなぁ。
《ガラガラ…》