未来へのボール*FALL*

「えぇっΣ( ̄ロ ̄lll)!?

なななな、何で!?何で知ってるの!?」

食い付いたよ。

ここで終わらないよ、あたし。

もっと聞くし。


「いやだって、ミツ分かりやすいし。」


「え!?マジで!?」


「うん。アッチも気づいてたり…。」


「いや無いよ!!たたた多分…っ。

だってサガミ鈍いもんっ!」

あ、言った。


「へぇ。ミツの好きな人って

サガミ君なんだぁ。」

相模光稀(サガミ ミキ)。15歳(多分)。

あたし達と同じクラスで、

男子バスケ部に所属している。


確か…皆からコウキって呼ばれてたな。

「光稀」が「ミキ」じゃなくて

「コウキ」って読んじゃうって。


「えぇっΣ( ̄ロ ̄lll)!?

ラル、サガミだって気づいて…。」


「なかったよ。」

知るわけがないから。

ミツ案外、分かりにくいと思う。


………少し頭が残念だけど。







< 7 / 142 >

この作品をシェア

pagetop