未来へのボール*FALL*
「えぇっΣ( ̄ロ ̄lll)!?
なななな、何で!?何で知ってるの!?」
食い付いたよ。
ここで終わらないよ、あたし。
もっと聞くし。
「いやだって、ミツ分かりやすいし。」
「え!?マジで!?」
「うん。アッチも気づいてたり…。」
「いや無いよ!!たたた多分…っ。
だってサガミ鈍いもんっ!」
あ、言った。
「へぇ。ミツの好きな人って
サガミ君なんだぁ。」
相模光稀(サガミ ミキ)。15歳(多分)。
あたし達と同じクラスで、
男子バスケ部に所属している。
確か…皆からコウキって呼ばれてたな。
「光稀」が「ミキ」じゃなくて
「コウキ」って読んじゃうって。
「えぇっΣ( ̄ロ ̄lll)!?
ラル、サガミだって気づいて…。」
「なかったよ。」
知るわけがないから。
ミツ案外、分かりにくいと思う。
………少し頭が残念だけど。