未来へのボール*FALL*
3年になった頃。
いつしかあたしとラルの学年は、
中学女子バスケの頂点と言われていた。
当然、ラルは
全く興味を示さなかったけど。
あたしとラル以外の3人も同じだった。
ミナトも、スイも、ランも。全く
"頂点"と言うモノに囚われなかった。
毎日。同じ練習メニューをこなして、
毎週。休日に学校に登校して練習する。
それの繰り返しだった。
けど、あたしにとって
それは大好きな時間だった。