キミ色

「たま髪の毛伸びたね」

『うん!今頑張って伸ばしてるの』


夏希ちゃんの綺麗なロングヘアに憧れて肩くらいの長さの髪の毛を現在伸ばし中なんだ。


『夏希ちゃんって髪の毛綺麗』

「ありがとう。たま、可愛い」

『夏希ちゃんの方が可愛いよ!』

「ありがとう」


──ピンポンパンポン───

"2年3組英語担当の生徒、至急職員室まで来なさい"


「たまじゃん!」

『そうだ!』

私達の学校は、クラスで教科係を決める。
仕事内容は、提出物を集めたり職員室に届けたりと意外と忙しい。


夏希ちゃんに頑張ってと言われ急いで職員室に向かう。


職員室が1階にあるのに対して
私のクラスは3階にあるから結構遠い。

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