彼は人魚姫!
あたしはたぶん、傷付けてる。
薫もしぃも。
二人ともあたしを見てくれてるのに、あたしは、あたしの気持ちはフワフワしてる。
好きだったから強く断れない。
強く押してくるから押されてる。
そうなの?
でも、しぃは、しぃは離れたくない。
例え騙されてたとしても、それを上回る気持ちがある。
これが本当の気持ち?
エンドレスな自問自答。
「気持ちいいですね」
『えっ?』と振り返ったあたしに優しく微笑む。
柔らかい陽射しに映えるように立っている姿に思わず見とれた。
「オーナー!」
「ごめん。驚かせた?」
どうして今、会うんだろう。
会いたいけど、会いたくない人。
この胸のザワザワは何?
心の奥が少しずつ波立って行く。
落ち着け。落ち着け。
「綺麗だね。海も空も。遠くを見てる雫さんにも……見とれてた」
ちょっと恥ずかしいのか視線を反らすオーナー。
あたしはもう、全身に火がついたように熱くなってる。
薫もしぃも。
二人ともあたしを見てくれてるのに、あたしは、あたしの気持ちはフワフワしてる。
好きだったから強く断れない。
強く押してくるから押されてる。
そうなの?
でも、しぃは、しぃは離れたくない。
例え騙されてたとしても、それを上回る気持ちがある。
これが本当の気持ち?
エンドレスな自問自答。
「気持ちいいですね」
『えっ?』と振り返ったあたしに優しく微笑む。
柔らかい陽射しに映えるように立っている姿に思わず見とれた。
「オーナー!」
「ごめん。驚かせた?」
どうして今、会うんだろう。
会いたいけど、会いたくない人。
この胸のザワザワは何?
心の奥が少しずつ波立って行く。
落ち着け。落ち着け。
「綺麗だね。海も空も。遠くを見てる雫さんにも……見とれてた」
ちょっと恥ずかしいのか視線を反らすオーナー。
あたしはもう、全身に火がついたように熱くなってる。