彼は人魚姫!
「そう…。もう、なんでもいいわ。…じゃ、頼むわよ。くれぐれも外には出ないで」
「分かった。ママの言う通りにするよ。僕はママのものだから。行ってらっしゃい」
にこやかに笑って送り出してくれるけど、なんか嫌な予感がする。
いや、そう思うとそうなっちゃうもんだから、これ以上は心配しない。
あいつも大人なんだから。
きっと、あたしより年上だし。
落ち着いてるとこあるし、目つきが知的な時があるもん。
って、あたし、どんだけあいつを見てるだ?
なんだろうなぁ。
この気持ち。
気になって仕方ない。
後ろ髪を引かれる思いで、店を出る。
「『僕はママのもの』?どうしてそういう事をサラッと言えちゃうかなぁ。あいつ、ほんとはホストだったりして。そうだ。そうよ。で、どっかの奥様をたぶらかして、それがダンナにバレて海に沈められた…。うん。そう考えるのが1番自然」
あぁ…。また勝手に妄想してしまった。
「分かった。ママの言う通りにするよ。僕はママのものだから。行ってらっしゃい」
にこやかに笑って送り出してくれるけど、なんか嫌な予感がする。
いや、そう思うとそうなっちゃうもんだから、これ以上は心配しない。
あいつも大人なんだから。
きっと、あたしより年上だし。
落ち着いてるとこあるし、目つきが知的な時があるもん。
って、あたし、どんだけあいつを見てるだ?
なんだろうなぁ。
この気持ち。
気になって仕方ない。
後ろ髪を引かれる思いで、店を出る。
「『僕はママのもの』?どうしてそういう事をサラッと言えちゃうかなぁ。あいつ、ほんとはホストだったりして。そうだ。そうよ。で、どっかの奥様をたぶらかして、それがダンナにバレて海に沈められた…。うん。そう考えるのが1番自然」
あぁ…。また勝手に妄想してしまった。