彼は人魚姫!
「………」
その瞬間、パッチリと開いた、そいつの大きな目と見つめ合った。
たぶん、2秒。
2秒、心臓が止まってた。
死体かと思ったら生きてるし、気付かないと思ったからこんな至近距離で見たのに、目を開けるし。
でも、1番驚いたのは、そのイケメンぶり。
なんか恥ずかしくて、思わず目を反らした。
めっちゃカッコイイ。
アニメの王子さまか…。
いやいやいや。
こんなワイルドな格好の王子さまはいないって。
「うわっ!」
「ママ…」
起き上がったそいつは、あたしの腕を掴んで引き寄せると、そう言って抱きしめた。
おそらく…
こいつは記憶喪失。
そして目覚めて最初に見たあたしを母親だと思ってる。
こいつは鳥か?
…で、汗ふき用に持ってたタオルを貸してあげたんだけど。
何故か『羞恥心』まで喪失してる。
こいつ…。
その瞬間、パッチリと開いた、そいつの大きな目と見つめ合った。
たぶん、2秒。
2秒、心臓が止まってた。
死体かと思ったら生きてるし、気付かないと思ったからこんな至近距離で見たのに、目を開けるし。
でも、1番驚いたのは、そのイケメンぶり。
なんか恥ずかしくて、思わず目を反らした。
めっちゃカッコイイ。
アニメの王子さまか…。
いやいやいや。
こんなワイルドな格好の王子さまはいないって。
「うわっ!」
「ママ…」
起き上がったそいつは、あたしの腕を掴んで引き寄せると、そう言って抱きしめた。
おそらく…
こいつは記憶喪失。
そして目覚めて最初に見たあたしを母親だと思ってる。
こいつは鳥か?
…で、汗ふき用に持ってたタオルを貸してあげたんだけど。
何故か『羞恥心』まで喪失してる。
こいつ…。