こいそら

『君だけをみていたい』
なんて甘い言葉で誘惑して
君は私にキスをした

氷みたいにつめたかった私の体温が君と同じ体温へとかわってゆく

雄弁な日々を送っていた私にとっては初めての経験だった

くちびるから伝わる君の体温…
そして 絡めあう指…

私は溶けてしまいそうな程恥ずかしくて
でも…嬉しかった

ずっとこのままでいたい…
時なんてとまってほしい…

私はそうおもった

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