新撰組刹那綴-霞草-
第弐之章

オンナノコ




ぱち、と目を開いては閉じる。
何度同じことを繰り返しただろう。



夢じゃない……。




『じい、おはよう』



『おお、珠稀。おはよう』







ここは新撰組の屯所。

爺は………いない。





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