新撰組刹那綴-霞草-
どんどん!!
「うわあ!」
いきなり襖を叩かれて
体がびくりと震えた。
返事をする間もなく襖が開いて
沖田が入ってきた。
「いつまでぐーたらしてるんですか?
真っ当な生き物はとっくに
活動を始めているんですよ?」
「………すいません」
「さっさと布団を畳んで
朝飯の手伝いをしてください。
女なのに。
言われないとできないんですか?」
くそっ!
チクチク刺さるな、コイツの言葉!