bloom flower story
私を待ち受けていたのは、生徒会長様こと、藤井 蒼李先輩
こんな先輩が、私の入学した第一の理由なんて――――――絶対言えない!!
そんなことを言った日には・・・ほかの生徒会の先輩に何か言われるに決まってる!!
「会長も大変ですよね・・・こんな私を待ち伏せているんだから」
勿論、イヤミ
「ははは、君には負けるよ」
絶対に嘘だ!!
伊作先輩曰く、一週間に19回が最低の回数だったらしい
「嘘だよね♪ 蒼、本当はついさっきまで、告白されていたのに」
先輩の肩をポンポンと叩く
「////////// そんなわけあるかぁー」
朱音先輩・・・いつの間に―――――――
「朱音!! お前、どこから湧いてきた!!って言うか、何で知ってるんだ?」
「さっきまで、僕も、告白されてたし」
「先輩方も、大変ですね」
「あはは、僕は別にいいんだけど・・・ ほら―――――」
先輩の指した方向には、生徒会のメンバーが集合していた
「「「「はぁ」」」」
みなさん、お疲れですね・・・
「どうしたんですか? みなさん揃って」
疲れ顔な五月先輩が、
「あはは、君と同じことだよ。私も、ほら秋兎や綾都君・兵助君も」
簡単に、説明してくれた
みなさん、告白されたんですね――――――
五月先輩も、先輩たちも大変ですね・・・
キャ――――――――――――――――――――////////////////////////////////////
いきなり、皆が叫びだす
「何があったんだ?」
会長と同じ私も振り向く
会長は、顔が青ざめていた
私は、全然この状況がつかめない
「??????」
あの、みなさんがこっちに向かって走ってきますけど?
何か、ございましたか?
トイレ?みんな、そんなに我慢していたのですか?!
そんなことを、考えていたら腕を捕まれた
「咲夜ちゃん、蒼!!!!逃げるよ!!!」
へっ?
何で逃げるの?
って言うか、皆、何で追っかけてくるの?
私たちは、一回校舎の廊下を走って突き当たりの音楽室に皆で逃げ込んだ