bloom flower story


はぁ?

まあ、私は美術を選択しているからわからなかった

先生、たくさんの担当科目を持ってるんですね

後で会長が教えてくれたが、この学校はたくさんの先生はいるが、それでも間に合わない
らしい

先生だけでも50人はいるのだそうだ

「先生、大変ですね・・・」

「そうなんだよ、大変なんだよ。今年はクラスを持ってしまったし、
ただでさえ、担当教科が減っただけでもありがたいんだが・・・・・一番大変なのは、生徒会なんだよ」

「何でですか?」

何となく予想はついた

「この人のせいだよ」

先生は思いっきり生徒会長をの方を指さす

やっぱり

入学式にあんな馬鹿みたいに大騒ぎしていたら、問題になるのは当たり前だ

「何で、俺のせい何でですか?」

自覚のない、会長。

あなたが、一番自覚してほしいと土井先生は思うと感じますが

「君のせいで、校長に怒られる。「選挙をやり直せ」って言われるけど、君たちの人気は
高いからさ・・・どうしようもないんだよね  学校の資金も半分は君たちのおかげだ
し・・・」

「――――そうですか?」

最後だけ聞こえなかった

「そうだ、会長。こいつに、あの事を伝えたのか?もうそろそろ、入ってもらわない
と・・・」

唐突に、秋兎先輩が会長に質問する

「そうだな。何かと、春は収入が入るからな」

「今日の放課後で良いな・・・って言うか、今日から入ってもらわないと。」

朱音先輩まで・・・何の話? 入るって何に?

「そうだな、私もそう思う」

部活動の加入かな? でも私、部活は入りたくないし・・・

ただでさえ生徒会で大変なのに

「僕たちじゃ、ここ最近回ってないし」

何が回るの? 新体操部? 砲丸投げ!?

「よし!! 咲夜、放課後に生徒会室に来い!! 必ずな? 」

「はぁ・・・」

そう言って、先輩たちは解散して自分たちの教室に向かってしまった

先生と一緒に教室を向かっていると一言

「まあ、頑張ってね・・・・」

「なにをですか!?」

先生はそのあとから何も言ってはくれなかった



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