bloom flower story


「会長、何かの冗談ですよね・・・」

「早く着替えないとあけるぞ?」

「ギャァーーーー」

それだけは勘弁してほしい

私は、その服を急いで袖を通す

「あけるぞ?」

「・・・・・・・」



しゃっ

説明しよう!!

私が着ている服(メイド服)は、黒を強調とした短い丈で、裾には沢山のフリル

スリーサイズは合見事にあっている

オーダーメイドかぁぁぁ!!





カーテンを開けると、先輩たちは硬直していた

「どうですか?」

私は、先輩方に質問したが...

朱音先輩はカップに入れた紅茶をこぼしているし・・・

ナイアガラの滝のように。しかも口からも・・・

秋兎先輩も、そろばんをしていたのに手が止まっているし

五月先輩・兵助先輩・綾兎先輩はドヤ顔をしているし

この服、あなた方が選んだのですか!?

なぜか、カーテンを開けた会長はそのまま動かないし

「会長!!! 何で、こんな恰好をしなければいけないんですか?」



固まっていた会長に触るが、返事がない

だけど、崩れて真っ赤になっている

「ほら、早く説明しないと、お客様が来てしまうよ!!!」

朱音先輩、お客様ってなんですか?

疑問に思う私の隣では、

「まったく、会長にも春かな?」

「まさか、女には興味ないって1年から言っていたやつがか?」

そのまま、朱音先輩と秋兎先輩はこそこそと話してる

「ほら、ほら、先輩方! 時間!」

兵助先輩はそう言って、私の手首をつかんで引っ張っていく

私は、訳が分からずに言うとおりについて行った



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