bloom flower story

疲れた

私は、あの後たくさん働かされた

途中、ホールに入り注文を受けまくった

OPENした瞬間女性の人たちが一斉に入ってきた

しかも、生徒会の人たちしかいないまま、休む暇もなく3時間

現在、私はソファーにあおむけに寝ている

「どうだった? 初日は大変だったでしょ♪?」

はっはっは・・・綾都先輩、可愛い顔で言われても

大変っていうものじゃない!!

バイトは、1回もやったことがないのに・・・もう無理!!

「はぁ、もう疲れました・・・」

「だよね♪ 僕も、やっと慣れたんだよね」

「そうなんですか・・・・?」

綾都先輩も大変だったんだ、私だけじゃなかったんだ・・・

綾都先輩でも、疲れることもあるんだ

かわいい顔をしていて、疲れなんて知らない生徒会もマスコットかと思っていた

「生徒会に入ってからの3週間、一生懸命逃げていたんだよね♪」

はあ?

前言撤回   

さっきの言葉やっぱりなし!!  尊敬した私がばかだった・・

「まあ、毎日こんな感じだから」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

もう、何も言えない!!

おかーさん!!!! おとーさん!!!!

お願い、迎えに来て!!!

そう思いながら、少し先輩と会話をしていると下校のチャイムが鳴る

「そろそろ終わりかな~♪」

「そうなんですか!?」

とびっきりの笑顔を先輩に向ける

「そうだよ♪ ふふっふ♪ やっぱり可愛いね」

「・・・・やっぱりおかしいですって。私なんて可愛くないのに・・・」

「その天然も可愛い♪」

頬をついてを言っている先輩のほうが可愛いですって・・・

「そこの二人。私たちの仕事は無いから帰ってもいいって」

カウンターから五月先輩がエプロンを外しながら出てきた

「「解りました」」

私たちは二人そろって同じセリフを言い、店を出て行った



< 21 / 48 >

この作品をシェア

pagetop