bloom flower story
疲れた
私は、あの後たくさん働かされた
途中、ホールに入り注文を受けまくった
OPENした瞬間女性の人たちが一斉に入ってきた
しかも、生徒会の人たちしかいないまま、休む暇もなく3時間
現在、私はソファーにあおむけに寝ている
「どうだった? 初日は大変だったでしょ♪?」
はっはっは・・・綾都先輩、可愛い顔で言われても
大変っていうものじゃない!!
バイトは、1回もやったことがないのに・・・もう無理!!
「はぁ、もう疲れました・・・」
「だよね♪ 僕も、やっと慣れたんだよね」
「そうなんですか・・・・?」
綾都先輩も大変だったんだ、私だけじゃなかったんだ・・・
綾都先輩でも、疲れることもあるんだ
かわいい顔をしていて、疲れなんて知らない生徒会もマスコットかと思っていた
「生徒会に入ってからの3週間、一生懸命逃げていたんだよね♪」
はあ?
前言撤回
さっきの言葉やっぱりなし!! 尊敬した私がばかだった・・
「まあ、毎日こんな感じだから」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
もう、何も言えない!!
おかーさん!!!! おとーさん!!!!
お願い、迎えに来て!!!
そう思いながら、少し先輩と会話をしていると下校のチャイムが鳴る
「そろそろ終わりかな~♪」
「そうなんですか!?」
とびっきりの笑顔を先輩に向ける
「そうだよ♪ ふふっふ♪ やっぱり可愛いね」
「・・・・やっぱりおかしいですって。私なんて可愛くないのに・・・」
「その天然も可愛い♪」
頬をついてを言っている先輩のほうが可愛いですって・・・
「そこの二人。私たちの仕事は無いから帰ってもいいって」
カウンターから五月先輩がエプロンを外しながら出てきた
「「解りました」」
私たちは二人そろって同じセリフを言い、店を出て行った