bloom flower story
朝になって気づいたが・・・どうやって向かえばいいの?
と、疑問を感じた私
先輩たちはそんなことなんて一言も言わなかったし・・
マンションの下で佇んでいると――――――1台の車が止まった
結構長い車が私の前で止まる
2メートルくらいあるのだろうか?
私も、両親がいたときは毎回乗っていたけど・・・それより結構長かったし高そうだった
「お嬢様。向かいに上がりました」
「はぁ」
そういわれて、荷物を運転手に預けて中に入る
その中には、生徒会のメンバーと先生が乗っていた
昨日と同じ様な服装だったが、やっぱり決まっている
中に入ると手前には、ふかふかな椅子に座ると先生が座っていた
「こんにちは。女子生徒の私服を見るのは久しぶりだ」
いきなりの、土井先生の発言に驚いた
先生ってこんな人だったっけ?
「ああ、私は学校のキャラとは違ったから驚いたかな?」
「ははっ」
苦笑いをするしか行動選択は残ってはいなかった
「なあ、驚かねえの?」
「何をですか?」
「「「「「はあ?」」」」」
「????」
「お前、これを乗るの初めてじゃねえのか?」
「この車に似たのは乗ったことはありますけど――――――――」
「「「「「!!!!!」」」」」
「まあ、いいじゃないか? 女の子の詮索はいけないよ? あぁ、これは男としてのアドバイスね」
「そうだな。そんなことより、これから俺様のプライベートビーチに向かう」
「そうなんですか!!?」
すごすぎる。会長っていったい何者なの?
俺様、というのはもうわかりきっているけど
前から思っていたけど、先輩達ってなんか人と違う雰囲気を出しているような気がする・・・
雰囲気って言っても、みなさんイケメンだからというのもあるけど・・・
「まあ、のんびりすればいいい」
右には土井先生、左には五月先輩が座っている
土井先生に聞くと変に絡まれそうなので、五月に尋ねる
「あの・・・いったい会長はなんなんですか?」
「会長? 自分のお家の事について話してもいいですか?」
お家って・・・そんなに大きなことなの?
「あの・・できたらで――――――」
「そうだな。もうそろそろ話さないといけないな」
「そうだよ、蒼。遅すぎだよ」
朱音先輩がそういうと後から同じような言葉が返ってくる
「まあ、隠し通すこともできないだろうし」
「これから言うことに驚くなよ?」
「はい」
息をのみ、聞く
「じゃあ、話すぞ? まず俺様から・・・日本の新財閥は?」
「確か・・・ 原田・水木・桜田・藤井?」
「そうだ。その「ふじい」だ」
「そうなんですか?」
はあ!? こんな会長が? この俺様会長が?
ありえない!!!
「そして、朱音は日本の医療を基盤としている」
「あはは。僕のお父さんは小鳥遊大病院の社長だよ」
笑顔ですごいことを言っている・・・・・
「五月は、日本から昔の伝統を引き継いでいる家系」
「まあ、最近は歌舞伎に通ってるよ」
奥ゆかしい、というか、いつもきらびやかなのはそういうことか
「そして、秋兎は飲料関係、藤原飲料って聞いたことはないか?」
先輩・・・
日本の生産、8割以上締めてますよね・・・ だから、昨日は飲み物だったんだ
「まあ、飲み物は後ろにストックしてあるから」
「兵助は、執事界のトップ・・・まあ、両親は最高責任者だな。このままいくと、俺の執事か
な・・・・」
「お断りします。」
冷ややかな視線
会長だけ冷たいと思ったらそんなことがあるからなんだ・・・
「そして、綾都はスイーツ界のトップの母、生物学者の父を持っている」
「そうなんですか。あのお菓子おいしかったです」
「そう♪ あれ、僕が作ったんだ」
「そうなんですか!!」
みなさん、素晴らしいお家ですこと・・・
私とじゃ、月とすっぽんじゃないですか
「そして、先生の家は学校を経営しているんだ」
「そうなんですか? 先生は一般市民だと思っていたのに・・・」
「まあ、こんなところだな・・・」
5分でディープな話を聞けるなんて・・・
10分間のいい話の半分じゃないですか
あの、有名な司会者がドン引きしていますよ
絶対に・・・
今までの質問について、事細かく話してもらっていると1時間くらいでついた