bloom flower story
急停止した脳を回復するまで、プールのはしで座っていた
しかし、皆かっこいいな・・・
みなさん、筋肉質でぜい肉なんて全然ない
朱音先輩なんて、あんな顔で何気筋肉あるし
しかし、みなさん服装が・・・・
朱音先輩は、黒で蜘蛛も模様が入っている
兵助先輩は、赤と黒のチェック
秋兎先輩は、緑色の迷彩柄
綾都先輩は、ピンクのうさぎさん
五月先輩は、黒と紫でスラリと横のラインが入っている
土井先生は、オレンジと黄色のモノクロ
みなさん、水着のかっこいいですな~
もし、学園の生徒がいたらみなさん倒れてしまうかもしれない
もしくは、鼻血の海
本当のありそう・・・
自分の想像が怖くなってしまう
「咲夜君、君は遊ばないのかい?」
土井先生がうしろで日光浴をしている
「はあ、なんか、あの中に入れないです」
「何でだい?」
「みなさん―――――――あんな砂浜ビーチバレー見たことないですもん」
指を射す方向には・・・
「おりゃああああああ」
会長の渾身のアタック
「そんなの聞かないもんね~」
そんな可愛く言うが、私たちから見たら痛そう
「ほら行くぞ、五月」
「解っている!!」
トスを上げる、秋兎先輩とアタックをする五月先輩
とっても息があっている。流石だ
しかし、アタックしたボールは砂浜にめり込んでいる
「―――――― 」
先生も、生徒たちの姿を見て言葉にできない
あたしも最初は混ざろうと思ったけど、流石にあそこまでハイレベルじゃ無理だ
「そうだね、じゃあ、私と少し話そうか。勿論、プライベートの話」
「はあ」
「一問ずつ、交互に質問していこう」
「・・・・」
「じゃあ、私からの質問。生徒会って楽しい?」
普通の質問で、少し驚いた
先生なら、容赦なく変な質問をしてくるのかと思った
「はい、楽しいです」
「そうかあ、よかった。最初の咲夜ちゃんは、なんか・・・つらそうな顔をしていたから
ね。自覚ないでしょ?」
確かに、生徒会のメンバーは個性的で結構気力が必要だった
「まあ、逃げようと思いました・・・けど、先輩たちと過ごしているうちに楽しくなって
きていて・・・」
「そうか、私の質問は終わり。君の質問だよ」
「えーっと、先生は、何で先生になろうと思ったんですか?」
「おっ、凄いところについてくるね」
「できたらでいいので・・・」
「何でだろう・・・たぶん、教えるのが好きだったのが理由かな」
「そうなんですか・・・私は、できたら画家になりたいです。両親は、早くどこかに嫁い
でくえーって言うんですけど・・・」
「そうなんだ。じゃあ、先生と結婚はどう?」
「いやです」
「そっか。少しがっかり・・・・」
はっきりと言ってしまったので、先生は肩を落とし沈んでいる
私が、言おうしたとき
「でも、現れると良いね。王子様が」
「そうですね」
そう答えた
「私の、第2の質問だ」
「はい」
「会長の事思う?」
「はあ・・・」
会長は出会ったとき最悪だったとしか
俺様大魔王
その言葉しか・・・・・
あれ・・・だけど今は違う
って言うか、学校では俺様な性格だけど、私たち生徒会メンバーと一緒にいるとき
は・・・
なんか、ありのままの性格を出しているみたいなような――――
少し柔らかくなった感じ・・・
「とっても、変な先輩です。だけど――――」
「???」
「とっても、かっこよくて、優しい先輩です」
はっきりとそういった
「へえ、そうなんだ・・・」
そういうと、先生は砂浜ビーチバレーをしている方を見る
私も見てみると顔を真っ赤にしている会長がいた
何でだかわからないけど、とっても疲れたのかなーと思った私と初日の楽しい日々であった