bloom flower story



庭の散策がおわって、朝食を食べるため食堂に向かった

結構、歩き回ったのでお腹はぺこぺこだった

「おはようございます」

そう言って、椅子に座る

昨日と違って、長テーブルではなく、小さい長方形のテーブルに代わっていた

「おはよ~ 咲夜ちゃん 僕はまだ眠いよ~」

「ご飯を食べれば、眠くなくなりますよ」

「そうだといいな・・・」

半分夢の中に入りこんでいる綾都先輩

最後に入ってきた、秋兎先輩と担がれている五月先輩

「わりい、こいつまだ寝ていて。強制連行してきた」

「・・・・・」

五月先輩は何も言わず、席に座った

その隣に秋兎先輩も

「大丈夫だったか?」

会長は心配そうに秋兎に言ってくる

「ああ、死ぬかと思った。こいつに、引っかかれる、抱き着かれるとか」

「ご苦労さん」

意外と大変だったんだ

寝起きの悪い3人のうちの兵助君を見ると、きちんと起きている

以外にも、綾都先輩と五月先輩とはちがって、1度起きたら大丈夫らしい

「じゃあ、ご飯にするか」

「「「「「「「「いただきます」」」」」」」



ガチャ  バタン!!!!



ドアを思いっきり開ける音出したと思ったら、誰かが走ってきた

と、思ったら、会長に抱き着いて頬ずりしていた

「ん~~~。 何年ぶりかな~ 結構男前になって」

「離せ。皆、ドン引きしているだろ!!」

「良いじゃない~」

「良くない!!!  朱音なんとかしろ!!」

「あはは、無理かな・・・」

「あああああああああああああああ!!!!」

私は、勢いよく立ち上がった

あさ、庭で出会った人

「あら、朝の可愛い御嬢さん」

「なんで、こんなところに・・・・」

「だって私――――――――」

何かを言おうとしたとき会長が割り入ってきた



「姉貴、知り合いなのか?」



「「「「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」」」」

私と、綾都先輩、秋兎先輩、五月先輩は皆、絶句していた

先輩3人とも会長にお姉さまがいることを知らなかったらしい

私もそうだけど

あんなにきれいなお姉様がいたなんて・・・

どんなお姉さまかというと、髪はロングで会長と同じ色

鼻は高いし、目は二重。モデルさんみたいもしくは、グラビア?

しかし、兵助先輩、朱音先輩、土井先生知っていたようで・・・・・・

「おはようございます。また、美しくなって」

「あら、土井先生。また、かっこよくなって。そうだわ、私の弟はちゃんと仕事をしているかしら?」

「はい。まあ、俺様な性格以外は・・・」

土井先生も、苦笑をしている

「あはは、まだその性格で通しているの?」

頬をつつかれながら言われる

「うっせ」

会長が短く言った

「「おはようございます。」」

今度は兵助先輩と朱音先輩だった

2人も知っていんだ・・・

「あら、2人ともかっこよくなって~」

「そんなことはありませんよ、ですが、なぜ帰ってきているのですか?というか、何で咲夜さんと知り合いなんですか?」

伊作は質問すると

「今、アメリカの学校休みだし。咲夜さんとは、朝あったのよ~、ねっ咲夜さん」

「はいっ」

「まあそんなところ~」

天真爛漫な性格な会長のお姉さま

あれ、名前は・・・・

「あのさ、姉貴。みんな、姉貴のこと知らないんだから、自己紹介とかしたら?」

「そうだった。私の名前は、藤井 百合姫 19歳です  ハリー・クラリス大学の3年生

本当は、1年生なんだけど飛び級で3年なの。」

「「「「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」」」」

またもや、4人は絶句

素晴らしい経歴ですな~

ハリー・クラリス大学って、世界の中でトップクラスの大学のはず・・・

あまりにも、会長のお姉さまとは思えない・・・

だけど、なんか会長に似てる雰囲気がある

あの、空気を読まないところとか?

自分勝手なところとか?

「朝食、御一緒にしてもいいかしら? 咲夜ちゃん」

「はい、勿論です!!」

お姉さまとは、1回話してみたかったから、勿論オーケーだけど

「はあ? 姉貴は、これから勉強だろ?」

「そんな事言わないでよ、たまには息抜きとか、必要じゃない? ねっ、咲夜ちゃん」

「そうですよね~」

そんなことを私が言ったから、会長は私の事をにらんでくる

そんな事、気づいてませんっていう顔をしながら、朝食に手を付ける

「ねえ、蒼李のこれからの予定は?」

「はあ、何で言わないといけないんだ」

「あら、私も、便乗しようと思って~」

「帰れ!!」

会長は激怒して立ち上がってドアの方向く

朝食の途中だったのに、百合姫さんに怒って会長は出ていく

「あらら、まったく、可愛くないんだから~」

怒らせたのは、百合姫さんなのに反省の色がない

って言うか、会長で遊んでるよ・・・

「ねえ、皆。蒼李の事よろしくね。あたし、あまり蒼李に好かれてないのよね・・・
まあ、仕方がないんだけどね」

しんみりと言う、百合姫さん

兄弟ってそんなものなのかな?

「あ・・・じゃあ、あたしは、帰るね。蒼李の顔も見れたし。新しい、メンバーの娘も
見れたし」

じゃあね、と言って、退室していった百合姫さん

帰って行った、後も会長は現れなかった


まるで嵐のような朝食だった
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