bloom flower story

大運動会3日前

皆さん、5日前から泊まり込み、授業免除

この時期だけ生徒会メンバーは、学校に宿泊、授業不参加という特権があるがその理由
は・・・

この、大運動会のせい!!!!

最初は、授業免除でうれしかった私だが、そんなこともつかの間・・・

その時間が、必要な道具を倉庫から取り出す、買い物に行く、必要なものを作る、場所の申請、それをまとめて先生に提出、予算の報告、まとめ、差引残高・・・言ったら切りが無い

今になって、後悔・・・・・・

そんな私は、予算のまとめ中

片手に、電卓。領収書を見て、終わったらまとめて・・・

そんなことばっかり

「咲夜、お前仮眠取ってこい」

会長命令

皆さん、寝ずに働きぱなし

「了解しました・・・」

そんな私も、睡眠不足で死ぬかと思ったところだった

ふらふらしながら、隣のドアを開ける

なんと、生徒会室(温室)の隣は宿泊部屋だった

そこには、4つのベット

生徒会メンバーは7人なので足りない?と思うかもしれないけど・・・

天蓋付のキングサイズ、仮眠時は最大3人までと言えば話は別だ

私も、5日前から宿泊しているが、生徒会の人向けに作られた部屋のように感じられた

だって、超ゴーカ過ぎ!!

しかも、鍵は生徒会しか持っていない

先生も出入り禁止だって・・・

感じたじゃなくて、そうだっただんだよね

もう、日本語を話すことすらめんどうくさいという状態になっていた

やっと寝られる・・・と思って、ベットに潜り込んでいた

その数分後

何か、布団に入ってきた気配があった

何やら、誰かが私がいることに気づかないで入ってきたらしい

目を、開けてみると会長が私の隣で眠っていた

「会長・・・・」

私は、そう言っても起きてくれない

「まあいいか、私が違うところで寝れば・・・」

そう言って、ベットから降りようとしたが、いきなり、手をつかまれる

「!?」

「お前は、ここで寝ればいいんだよ」

片目を開けて、少し不機嫌になっている会長

そんな会長はとてもかわいく見えてしまった私であった

会長の、体温は何気高く温かかった。

そのうえ、眠った会長のまつ毛は長いし、本当に顔立ちが整ってるなーと、改めて感じた

まあ、そんなこんなで抱きしめられながら、私は眠りの淵に落ちて行った

この後、起こしにきた秋兎先輩は失神し、秋兎先輩が来ないことに気づいた五月先輩は秋兎先輩に躓き気絶、綾都先輩はサボって、兵助先輩は力尽き、朱音先輩は、硬直したまま眠っていた




その後、土井先生がお土産を持ってくるまで皆寝てしまっていた

そんな土井先生は、この状況を地獄絵図と先生方に語っていた





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