bloom flower story
HRも終わって、クラスのみんなが体育館へ向かおうとしていた
私も、向かおうと思ったら杏ちゃんに声をかけられた
「一緒に行こう?」
「うん!!」
初日で、仲良くなった杏ちゃん
自己紹介では、たくさん自分のことを言っていたのだけ覚えている
「おっ! クラスのかわいい子2人組じゃん♪」
「初めまして」
「やあ」
そういって、私たちに近づいてきた3人
「初めまして・・・・えっと・・・」
誰だっけ?
真面目に自己紹介のとき話を聞いていなかったからわからない・・・
「えっと、俺の名前は斉藤 春草 可愛い女の子大好き♪」
なんか、あまりかかわりたくない存在感を出していて、外見は、ポップ系で片方にピンをしている
「僕の名前は、浦西 海です」
正統派系で、きちんと制服を着こなしている
斉藤君とは大違い・・・
「富井 晃平です 覚えてる?」
この人は覚えてる
今日知ったわけではないが・・・
確か、前の絵画コンクールで準優勝の人だ
がり勉的な印象を与えているが、とってもさわやかでメガネがとても似合っている
「私の名前は、木下 咲夜です。」
「知ってるよ! 自己紹介からずっと見てたもん♪」
この人、変態ですか?
私なんか可愛くないのに、何で?
本日、2回目のクエッションマークの嵐
全然わからないよ。今の高校生は・・・
わたしも、高校生だけどね
と、自分で突っ込みを入れながら「そういえば」と、少し昔のことを思い出した
中学校から、たくさんの人に声をかけられてきたが
「まあ、確かにかわいいよね」
「うん。コンクールでも、審査委員たちが目をハートにしていたし・・」
「????」
全然意味が分からないのですが
「お前たち! 早くいかないと入学式が始まってしまうよ?」
担任の土井先生が後ろに立っていた
「はーい。 っていうか土井先生って彼女とかいるの?」
「そんなこと言っている暇があったら、早くいきなさい」
確かに、入学式が後5分で始まってしまう・・・・
私たちは、走って体育館に向かうのであった