STAR QUEST
あたしは目を見開いた。
「は……」
「過去に…なんかあったんだろう?」
…なにこの人。なんで…なんで…
あたしの事を知ったかぶっちゃってんの?
「はん。アンタには…関係ないだろ。
…なんだよ。そうやって、あんたはただ正義ぶってるだけだろ。あたしの事、もうからかわないで」
あたしはレズさんを鼻で笑うと、そこを立ち去ろうとレズさんの横を遮った。
ガシッ
が、しつこいレズさんは、あたしの腕を掴んでまあだ放そうとしてくれなかった。
「あ~…もう、なんですか」
少しイライラの混じった声で呟くと、あたしはレズさんの手をまた振り払った。
…たく、いちいち触りやがる。
「じゃあ…これでどうだ?」
あたしはレズさんを睨んだ。
「お前の過去を教えてくれる代わりに、
アイツ等の…0の情報を教えてやるよ」
………ドクン
「どういう…事?」