未来へのボール*WINTER*
どうしようどうしようどうしよう
どうしようどうしようどうしよう
どうしようっっ……!
正直に申し上げます。
すんごく焦ってます…!
ヤバいヤバいヤバいヤバい…!
あ、汗かいてるかも。
あぁああぁああ……(´Д`;)!
「あ…あああの…っ。」
手!手!手が!
ドクン…ドクン…。
心臓の音、聴こえてるんじゃないかな。
こんなに活発に動いたことないよ。
死にそう。
「……(((;@ω@;)))!」
本気で、死にそう。
「ラル。」
「……⁉︎⁉︎」
すっかり火照った頰に、
ぬるい温もりを感じた。
「……‼︎‼︎」
…これ、先輩の手だ…。
こつん。
届かないと分かっていても、
頰に視線を向けていた。
そしたら今度は額に感じた温もり。
「……っ、…。」
ま、まさか…。
おずおずと視線を上げる。
「お、こっち見た。」
「…ゔゔぅぅっ…。」
やっぱり。先輩の顔が真ん前に。
…じわじわじわじわー…。
凄い。もう十分火照ってたのに、
更に熱くなっていく。
「ラル。」
「……は、い。」
ドクン…ドクン…ドクン…ドクン…。
あぁもう。
ホントに死ぬ。今すぐ死ねそう。
「俺、ずっとここに居るから。
だから、付き合って?」