未来へのボール*WINTER*
「お、橘ー!やっと帰ってきたかー!
よっし、ゲームしようぜー♪」
「ちょ、部長、待ってください。」
「もーなんだよー。
お前どうせ1年の勧誘とか
サボってたんだろー?
……は∑(゚Д゚)‼︎1年が居る…だと⁉︎⁉︎」
何この人面白い。
「…部長、怒りますよ。」
「おおお落ち着け、橘!
大丈夫、べべべ別に?別に俺、
新入生にビビったりしねぇし!」
「…。」
ビビってるのか…(ー ー;)。
「ごめんね。この人が一応部長です。」
女神先輩が微笑む。可愛い。
「お、ラルじゃーん♪
何々、1年捕まえてきたの?
やるじゃーん‼︎‼︎」
今度は元気なショートヘアの女の先輩。
「こちらが、一応副部長ね。」
「一応って何だし!
部長の木村よりは色々とマシだし!」
部長はキムラと言うらしい。
「どうもー。副部長の佐々木でーす。
見学?それとももう入部するー?」
「ちょ、副部長…?
この子はまだ見学ですよー。ねぇ?」
何この先輩可愛すぎる。
「ねぇ?」って!「ねぇ?」っておい!
首傾げて可愛すぎか!
「いえ、入ります。」
ダメだ私。
もうこの人に着いて行くわ。
「…え、嘘?」
だから、可愛すぎか!
「部長。練習しないんすか?」
うわ、また誰か来た。