未来へのボール*WINTER*

「あ、良かったら一緒にやる?」


「え?」


「バスケ、楽しいよ。」

ニッコリと私に笑いかけてくれた

女神先輩。


「……ラルくらい出来たら

そりゃ楽しいって(ボソッ)。」


「部長。余計な事言わないでください。」


「…娘が反抗期だ…

お父さん悲しい…(´;ω;`)。」


「で、どう?あ、それとも

今回は見るだけにしとく?」


「…(シカトされた( ゚д゚ ))。」

女神先輩の話を聞く傍らに、

部長さんの顔が凄く気になる…(笑)。


「じゃあ…今日は

見学させて頂いて良いですか?」


「おっけ。サクト先輩。副部長。

今日は見学するそうです。」


「あれ、そうなの。」


「じゃーラル。俺と1on1やろーぜ。」


「…サクト先輩とですか?」


「おー。俺そろそろ

ラルに勝てそうな気がする。」


「…そうですか。」

この2人のやりとりは、

見てて感じが良い。


その辺のカップルの出す

ただ甘いだけの雰囲気とか違う感じ。





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