未来へのボール*WINTER*

「………。」

声は、消えた。


現実に戻されると、ここは寒い。

暖房、効いてるのにね。

ライの手が温かく感じる。


生きていることに疲れた。

頑張って、

日々が通りすぎるのに飽きた。

だって、何1つ変わらないじゃない。


頑張っても、だらけても。

当たり前のように日々は過ぎ去る。

あたしを置いて、未来に進む。


いつまであたしは、

これに耐えればいいの。



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