未来へのボール*WINTER*
Ⅷ 告白
〔side羅琉〕
「あ!ラルぅー!お早う‼︎」
「ん。おはよ。ミツ。」
今日は、不思議と身体が軽かった。
その原因は、ライが起きたからか…
もしくは…その他の何か。
「あれ?
ラル、何だか今日は顔色良いね。」
「え、そう?ありがと。」
「え?どーいたしまして?」
「「………。」」
………………。
「え?」
「えぇ⁉︎」
あ、ハモらなかった。
「え、え、なんかラル?
前より一層変なとこ緩くなった?」
「あれ、あたし、顔色悪かった?」
「あー、うん。
なんか、凄く真っ白でさぁ…
いやいやいやいや。違うから。」
「え、普通だった?」
「違うよ⁉︎」
「え、どっち。」
「どっちってこっち…
あぁぁぁ…何これ話噛み合わない!」
ミツがテンション高めなこの頃。
「ミツ。今日も中庭でお弁当食べよう?」
「え、今日も中庭?
寒いからさー。中で食べようよ。」
「え、中で?」
「うん。てゆうか、ココで?」
あ、教室でってことか。
「……。」
どうしよ。