年下の君

7時になって食事の準備をしながら隼兄を待つ

結局バイトには行けなかった

「ただいま」
隼兄が帰ってきた

1人っ子のあたしにとって
唯一のお兄ちゃん的存在
であたしの初恋の人


6歳のあたしは隼兄がいとこだと知らなかった
隼兄に恋していたが
いとこだと知り諦めた

今はお兄ちゃんとして接している


3人揃って食事をするのは久々だ

「今日の学校はどうだったか?」
「バイトはキツいか?」

など話が盛り上がる
3人でいる時間があたしは好きなんだ…

祐実おばさんと隼兄がいたから両親のことも受け入れられる

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