年下の君
「お会計は1000円です」
財布を出そうとしたのに
「いいですよ」
と言って1000円払ってくれた
「はい、どうぞ」
「…ありがとう」
まさか買ってくれるなんて
思わなかった
「うん! 美味しい!」
テンションが高くなったあたし
「それなら良かったです」
直樹くんもクレープにかぶりつく
そのあと楽しく会話しながら
クレープを食べてお店を出た
歩きながら
「なんで今日誘ったの?」
と聞いてみた
「それは…秘密です」
としか言わない