年下の君
「グス…」
鳴き声が聞こえた
愛佳先輩が泣いていた
近づこうとしたら
男の先輩に止められた
「お前が愛佳を泣かせたのか?」
「そうです」
泣かせたことは確かだ
「今日は早く帰れ。逢いたくなかったって言ってたから」
「でも…」
言いかけたときに
「俺は愛佳を泣かすお前を許さない。俺は愛佳が好きだからお前に負けないから」
そう言って愛佳先輩のいるところに行った
ムカつきながら
帰ることにした