年下の君

「両親はいつ頃亡くなったんだ?」
「2年前です」

あたしが答えると
手紙をあたしに渡した

「読んでくれ」

あたしは手紙を開いた――

それはあたしの大好きだった
お父さんの綺麗な字だった


今までの思いが込み上げて
涙が流れた

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