年下の君
「今日は外食しようか」
と2人で出かけることにした
着いたのは高級なレストラン
最上階の眺めのいい席で
食事をする
「愛佳、話があるんだ」
そう言って席から立った
急にレストランの明かりが消えた
「キャッ!」
驚いたあたしに
"大丈夫だよ"と囁いた
突然明るいものが動いている
よく見ると
"お誕生日おめでとう"と書いてあるケーキだった
明かりが付き直樹くんを見た
「お誕生日おめでとう」
言ってくれた
嬉しいサプライズだった
「そしてもう1つ」
あたしの前に箱を差し出した
それはキラキラと輝く
指輪だった――