プリチー少年boy伝

エピソード7

週末はいかがお過ごしかな?
俺はまぁなんとか
生きてるよ~
忙し過ぎて
精神の崩壊は
少しは免れたけど
肉体的なダメージが
徐々にキテるのかも…
(↑また…不安を煽るような事を書いては、同情して欲しいのか?)


同情するなら…
(↑金をくれか?)
(↑ってか…古っ!?)


まだまだ
未熟者だな…
コミコミ君よ…
(↑なに!?)
(↑罠を仕掛けたのか?)
(↑コミコミ君って誰だ?)


残念な男だな…
(↑俺も全米ツッコミバトルのグランドチャンピォンになった男だ!)
(↑この俺が…)


あのな
問題は最後まで
読みなさい♪
(↑早押しか?)


チミの仕事は
みなさんが思うであろう事を代表してツッコむんだよ…
(↑みんなが?…)
(↑同情するなら、金をくれだと思ってるはずだと…)


果たして
そうかな?…
(↑それ以外に何があるのか?)
(↑たのむ!!)
(↑教えてくれ!!)


ほほ~
教えてもらうなら
言い方があるんじゃないのか?
(↑チッ…)


じゃ~
もういいよ…
全米ツッコミバトルグランドキャニオンの名が泣くな~
(↑誰がグランドキャニオンじゃ!!)
(↑分かったょ…)
(↑分かりましたよ…)
(↑お願いします…)
(↑教えて下さい!!)


最初から
謙虚になれば
いいんだょ~
教えてもらうのは
悪い事でも
恥ずかしい事でもないからな…
(↑はい!)
(↑師匠!)
(↑では…お願い致します!)


まぁ~
いいだろ…

コホン…
(↑ゴクッ…)

メモと筆記用具は
あるかな?
(↑はい!!)
(↑どうぞ!)


まぁ
しゃあないな…
では…


同情するなら…
(↑同情するなら…)






してどうじょ~
(↑して…どうじ…)
(↑するか!!)



……プリチー少年boy伝(エピソード7)


プリチー少年boyは
ジャッキーが大好きだった

オヤジさんは
ブルーベ・リーが好きだけど…
(↑ブルース・リーだろ!!)
(↑ファンから抗議が来るぞ!)


あのな…
ブッコミ君よ…
(↑誰が…ブッコミだ!)


また
やっちまったな…
(↑俺に落ち度があるのか?)


ジャッキーは
ジャッキーチェンだろ?
(↑まぁそうなるよな…)


ブルーベ・リーは
目にいいんだょ~
だから
オヤジさんも食ってたんだよ…
(↑…・はいらんやろ?)
(↑ややこしいぞ!)


プリチー少年boyにとって
ジャッキーは衝撃的だった

蛇拳では
手を蛇の様に
クネクネさせながら
相手の攻撃をかわし


酔拳では
酔った振りをして
相手を翻弄し倒す


プリチー少年boyも
やはり男の子
強い男にあこがれていた


ジャッキー映画の
魅力は
特訓シーンにもあり
近くに木があったので
ロープをかけて
足をかけて
逆さ吊りになり
下に水の入ったバケツを
足元のバケツに
プラスチックコップで汲んでいた…
正直な話
そこまで腹筋は強くはなく、体も柔らかくはなかったので、何度か挑戦したけど、挫折したんだよね…
(↑まだ子供やし!)


だけど
逆さ吊りの状態で
ブロックを持ち
体を90°にする事をしてた…
(↑よい子は真似しないでね!!)


ブロック腹筋は
かなりやってたかな?
ただ…
ボロボロのロープだったので
ブロックを持ったまま
ブチッと切れて
背中と胸を強打したょ♪
(↑あの時のお前…)
(↑痛くて泣いてたよな…)

だって
プリチー少年boyなのですから…


とにかく
周りには木があったので
蛇の様に手をクミクミさせて…
(↑ほんとはグミグミって書きたかったのか?)
(↑クネクネだから、濁点を取らないといけなかったんだろ?)


テヘッ♪


パンチを木に当てたり
キックの高さを意識したり…
(↑それで強くはならんやろ?)


木に登っては
飛び降りたり…
(↑それも強くはならんやろ?)


毎日
毎日
やってたんだよ~
(↑この男は、木に釘で人の型を書いて、1人で攻撃をしてたんだょ…)
(↑歪んだ少年boyだ…)


そして
ある程度の特訓をした
プリチー少年boyは

自分の力を試すべく
ある猛者を選んだ…


その相手とは
人間ではない…

また

妖怪でもない…
(↑何か聞いたようなフレーズだな…)


その生き物とは?

あの…
例の馬だった…
(↑お前…ほんとにアホだったんだな…)


案の定…
宍戸錠…
(↑ハイハイ…)


馬が
馬場に放された時を
待っていた…


コンディショナーは万全♪
(↑…あえてスルーで…)


やがて…
時は満ちた…
(↑橋本真也か?)
(↑プロレスラーだょ…)


小さな馬場が
プリチー少年boyには
リングに見えた…
(↑リングに見えるのは、お前だけだ!)


四角い馬場の角に立ち
近くに馬が来るのを
狙ってジャンピングキックを
挨拶がわりに食らわせようとした…


さぁ~来い!
次の相手は俺だ!
(↑馬からしたら、迷惑な話だよな…)


気分はジャッキーだ!
俺…強いぜ~


馬は
ゆっくりと
近寄って来た…


俺も
ゆっくりと
角に立ち
手を離した…



さぁ~
ショーの始まりだぜ♪


馬は
プリチー少年boyが
角に立ち上がった
異変に気付き
クルッと背を向けた…


プリチー少年boyは
迷った…


ジャンピングキックを
ドコにするんだ?と…

そして
プリチー少年boyは
もしかしたら仲良くなりたいから、背中に乗れってか?



一瞬の迷いが
手離しで立った
プリチー少年boyの
バランスが…

グミグミときた…
(↑グラグラだろ?)



馬は
それに
過剰に反応し
後ろ足で
プリチー少年boyの
腹部を蹴り上げて
3mくらい飛ばされて
田んぼに落ちた…


幸い馬との距離が
あったせいか
ほんのつま先が当たった
程度で大事には至らなかったんだけど…
(↑また…ビービー泣いてたよな…)


だってまだ
プリチー少年boyだったのですから…


田んぼは
稲を植えたばかりで
水田状態だったが
さすがにね…
泥まみれで
帰る訳にはいかず…


あのトブ川で
泳いで汚れを
流して帰ったよ♪
(↑どっちもどっちだろ!!)


いまだに
なぜ、馬と闘おうと
したのかは
本人でも分からない…
馬だけに…


ウマく説明出来ないよ~
(↑言うと思った!!)




馬の後ろ足蹴りを受けた話
< 6 / 8 >

この作品をシェア

pagetop