夢 -Yume-






駅につき、車を駐車場にとめた。

ここの駅は駐車場と入口の距離が
ちょっとある。


だから、傘を買ったんだ。


傘をさして、駅にむかう。



お父さんに電話してわかりやすいとこまできてもらった。



「夢乃!」


「あ、お父さん。」


お父さん発見~。

「ごめん、お父さん待ったでしょ?

ほら、帰ろう?」


「ああ。ありがとな」



そう言って、駐車場まで相合傘していった。

「いつぶりだろうな、一緒に傘を差すの。」


「小学校じゃないかな?」

「そーだなー。何時の間にかこんなに
大人になって、お父さん寂しいぞ?笑」


「あはは。まだ、18じゃん!笑」

「そうか?笑」

「うん笑」

そう言って2人で笑いながら車へ向かった。



まだ、18…
誕生日むかえても19…


そう、純粋に思ってた。

心はまだ子どもだったのかもしれない。









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