紅蓮の鬼





すると、急に淋が俺にすがりつく。


――What!!?


何!!?


何やってんだオマエ!!?


身長の差で、ちょうど胸板と腹筋との境目あたりに淋の頭がある。


内心かなり焦る。


だが、しかし、but。


そんなことは、表情には出さずに『いつもこういうことしてます』的な雰囲気を醸し出す俺。


とはいっても、こーゆーはニガテだ。


今そんな気分じゃないから。


うん。


今は。





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