紅蓮の鬼
...side楓太
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俺らが鬼老院に着いたのは、ホントに黄昏時っていうのにピッタリな時だった。
バウムクーヘンみたいな大きな丸い机がある部屋に案内された。
イスをひくと、ギギギと五月蝿い音がたつ。
俺らの前には、既に人が座っていた。
前に淋から聞いた通り、鬼老院という組織には、爺さんと婆さんしかいなかった。
召使いみたいなのでも40~50代のオバちゃんだったし。