紅蓮の鬼



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「淋!!?」


ゆっくりと瞼を上げると、楓太と空木の顔があった。


「あー…よかった…」


「だから言ったでしょ、淋は平気だって」


ホッとしている楓太に空木がたしなめるように言った。


とか言っときながら、空木も最初は心配そうな顔をしていた。


「…う…」


同じ姿勢で長時間いたらしい。


体が痛い。


「あ、飲み物持ってくるね」


空木が席を立った。







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