紅蓮の鬼


南を見れば、胡坐をかいて顎に手を当てて険しい顔をして何かブツブツ言っている。


南が言うのを止めて辺りは静かになる。


音がすると言えば、風に揺られて木々が揺れている葉の奏でる音。


「よぉっし反省しゅーりょーっ!」


南は立ち上がって、ニイッと笑って言う。


「次は当たらねぇ!!!」


自信満々に目をギラつかせて言った。



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