あなたに恋をした。


そのあとは中庭へ行った。

私はさっそくあの話題を出した。

「文香。昨日の事なんだけど・・・」

文香は少し俯いた後口を開いた。

『姫華は、私の事嫌いにならない?』

「ぇ・・。」

文香の肩は小刻みに震えている。


「もちろんっ♬」笑顔で返した。



『絶対に・・・?』



「絶対だよ。文香!!」



『私ね、人殺しの娘なの。』



「ぇ・・・・。」




『私、妹がいたの。

でもね、死んじゃった。。。』



しばらく沈黙が続く。





「なんで・・・・・?」

『自殺。自殺したの。いじめが原因で。』

・・・・。

『お母さん、妹が自殺してから


可笑しくなっちゃったんだ。

それで・・・私にも暴力

ふるってきたり、


アルバム破いてたり、・・・

お母さん、アルバム凄く大事に


してたのに、私ね、お母さんが

アルバム見て幸せそうに笑ってるの

見るの大好きだった。
< 13 / 19 >

この作品をシェア

pagetop