あなたに恋をした。
そのあとは中庭へ行った。
私はさっそくあの話題を出した。
「文香。昨日の事なんだけど・・・」
文香は少し俯いた後口を開いた。
『姫華は、私の事嫌いにならない?』
「ぇ・・。」
文香の肩は小刻みに震えている。
「もちろんっ♬」笑顔で返した。
『絶対に・・・?』
「絶対だよ。文香!!」
『私ね、人殺しの娘なの。』
「ぇ・・・・。」
『私、妹がいたの。
でもね、死んじゃった。。。』
しばらく沈黙が続く。
「なんで・・・・・?」
『自殺。自殺したの。いじめが原因で。』
・・・・。
『お母さん、妹が自殺してから
可笑しくなっちゃったんだ。
それで・・・私にも暴力
ふるってきたり、
アルバム破いてたり、・・・
お母さん、アルバム凄く大事に
してたのに、私ね、お母さんが
アルバム見て幸せそうに笑ってるの
見るの大好きだった。