あなたに恋をした。


私は、ある日突然

聞いた。文香に。


「ねぇ、私が言うのも何

だけどなんで文香は

どうして友達が

いないの?」

『ぇ・・・・。』


「ぁ。別に嫌ならいいけど、

私は文香の事がもっと

もっと知りたいよ。。。


ねぇ、答えて??」



文香は俯いてしまった。

しばらくの沈黙が

続いた。。。

その沈黙を破ったのは

私。。。

「文・・『ぅるさぃっ!!!』

その声と同時にコップの水が

私に降りかかった。

”ばちゃっ”

「ぇ・・・?」

『ぅるさいって言ってんの!

人の気持ちにズカズカ

入ってこないでよ!!』

文香の顔は今す

ごく怒っている。

今までに見せたことのない

表情に私は唖然としている

ことしか出来なかった。

文香は我に帰ったのか

『ぁ。っっごめっご

めんなっさぃっっ』

震えた声で言ったんだ。

そして、走り去ってしまった。





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