緑色のボール~コスモスに誓う甲子園~
流嘉と色々マズイ事をした日の夜。
「修一、ちょっといい?」
夕飯を食べて部屋に戻ろうとしたら、お母さんに呼び止められた。
「今、学校は楽しい?」
『は?』
ハッキリ言って俺は反抗期真っ盛り。
別に親の話しなんて聞く気になれないけど、この質問は何なんだよ。
『まぁ、楽しいかな。』
「そう。友達付き合いもいいしね。船木くんとか東くんとか。」
『だからなんだよ!そんな事聞くぐらいなら、さっさと戻りたいんだけど。』
「あのね、隼飛(ハヤト)と聖弥(セイヤ)にもさっき言ったのよ。だから真剣に聞いてちょうだい。」
隼飛、聖弥とは俺の兄貴。
因みに次男の隼飛はこの間まで高校球児だった。